ロサンゼルスでのダンス留学を考える方の中には、「ESTAで3ヶ月間だけならビザ不要」と考えている方も多いはず。

確かにESTA(電子渡航認証システム)は申請が簡単で、最長90日間アメリカに滞在できます。

しかし、この3ヶ月を繰り返して“長期留学”を実現しようとするのは大きなリスクを伴います。

この記事では、なぜESTAでのダンス留学の繰り返しが危険なのか、その理由と実際に起こり得るリスク、そして安全に長期留学するための方法を詳しく解説します。

🧳ESTAでの3ヶ月ダンス留学は可能なのか?

✅ESTAとは?

ESTA(エスタ)とは、ビザ免除プログラム(VWP)を通じて、観光・商用目的で最長90日間アメリカに滞在できる電子認証システムです。
日本国籍であれば簡単なオンライン申請で取得可能で、申請費用も安く、15分程度で完了します。

✅ESTAでできること・できないこと

項目ESTAで可能?
ダンスレッスンを受ける✅ 可能(観光・自己研鑽の範囲で)
語学学校に通う✅ 可能(週18時間以下まで)
アルバイト・就労❌ 不可
長期滞在(90日以上)❌ 不可
学校に正式入学❌ 不可

⚠️ESTAで3ヶ月の留学を繰り返すリスクとは?

❌リスク①:入国審査で「長期滞在の意図あり」とみなされる

ESTAはあくまで“短期滞在”のための制度です。

何度も3ヶ月ごとの出入国を繰り返すと、アメリカの入国審査官に

「アメリカに実質的に長期滞在しようとしている」と判断される可能性があります。

➡ 結果:入国拒否となるケースがあります。

❌リスク②:入国履歴でフラグが立つ

ESTAの利用履歴やアメリカの出入国履歴は、すべて電子的に記録されています。

頻繁な再入国は、審査官にとって「意図的なESTAの悪用」と見なされるリスクがあります。

➡ ESTAの再申請が却下されたり、ESTA自体の利用停止になることも。

❌リスク③:空港での尋問や別室審査

再入国時に別室に呼ばれ、滞在目的・過去の滞在状況・どこに滞在するのかを細かく質問されるケースがあります。

➡ ここで矛盾した回答をすると、その場で入国拒否され、帰国便に乗せられることも。

💡安全に長期ダンス留学をするには?

✅学生ビザ(F-1ビザ)の取得を検討しよう

ダンスを本格的に学びたい、3ヶ月以上滞在したいという方は、学生ビザ(F-1ビザ)の取得をおすすめします。

F-1ビザのメリット:

  • 最大1年~5年の長期滞在が可能
  • フルタイムでの語学学校通学もOK
  • 出入国履歴に問題が残らない
  • アメリカ滞在中の信用も高くなる

✅ダンス留学サポート会社に相談するのが安心

ビザの取得には手続きが多く、書類準備や面接も必要です。

自力での申請は難しい場合も多いため、専門のダンス留学サポート会社に相談するのがベストです。

🔄実際にあった入国拒否のケース

  • ケース①:「ESTAで3ヶ月滞在し、日本で1週間だけ過ごして再入国しようとしたら空港で止められ、別室審査の末に入国拒否された」
  • ケース②:「ESTAで2回目の入国時に“あなたは働くつもりなの?”と厳しい質問を受け、怖くなって帰国を選んだ」

👉 リビングアメリカでは入国できなかった留学生はいませんが、入国の可否は最終的には空港の入国審査官の裁量次第です。

何度もESTAで出入りするのはリスクが高いことを忘れずに。

📝よくある質問(FAQ)

Q. 3ヶ月間のESTA留学を1回だけ行うのは問題ありませんか?

➡ はい、1回のみであればほとんど問題ありません。 観光や短期研修の範囲であれば、ESTAでのダンス留学は十分可能です。

Q. ESTAで滞在後、すぐに再入国しなければ問題ない?

➡ 明確なルールはありませんが、「アメリカでの滞在より日本にいた期間が短い」場合は特に注意が必要です。

Q. 学生ビザはどうやって申請するの?

➡ SEVISというシステムへの登録、入学許可証(I-20)の発行、ビザ面接などの手続きが必要です。

※弊社ではビザ取得サポートも行っています。お気軽にご相談ください。

✅まとめ:ESTAを使い続けるのは危険!正しい方法で安全なダンス留学を

ESTAでのダンス留学は「短期で1回のみ」ならOK。

しかし、それを繰り返して3ヶ月以上の滞在を実現しようとすると、入国拒否・ESTA無効化など大きなリスクがあります。

本気でダンスを学びたいなら、F-1ビザを取得して堂々とアメリカに滞在しましょう。

安全・安心のダンス留学を実現するためには、正しい方法での渡航が何よりも大切です。