
「ロサンゼルスの高校生って、放課後どんなふうに踊ってるんだろう?」
「自分と同い年くらいの子が、あのミレニアムやプライグラウンドで本当にレッスンを受けてるの?」
今、SNSを通してアメリカのダンスシーンに憧れる日本の若いダンサーは増えています。だけど、映像の中のキラキラした世界と、現地のリアルな日常にはギャップもあるのが事実。
この記事では、実際にロサンゼルスにダンス留学をした日本人ダンサーや、現地の高校生たちの様子をもとに、アメリカの同世代が“どんなふうに踊ってるのか”を、生活・文化・価値観の視点から深掘りしてご紹介します。
放課後のダンスが“未来のキャリア”につながっている
LAの高校生ダンサーたちにとって、ダンスは部活や習い事ではありません。彼らにとってのダンスは、すでに仕事」や「夢に直結する表現手段」として存在しています。
授業が終わると、リュックを背負ってすぐにスタジオへ直行。1日2本以上のレッスンを毎日受ける子も珍しくありません。週末にはワークショップや撮影、時にはオーディションに挑戦することも。
人気スタジオであるミレニアム、ティミリーTV、プレイグラウンドには、高校生の常連が多くいます。彼らは、「いつかプロになるために」ではなく、**「もうすでにプロの現場にいる気持ちで」**踊っているのです。
「上手い」より「自分らしい」が評価されるスタジオ文化
LAのスタジオで驚くのは、レッスン中の自由度の高さ。振付を覚えること以上に、「どう自分らしく踊るか」が重視されます。
たとえば、同じ振付でも、足の動かし方、表情、アレンジの入れ方が一人ひとり違う。
講師によっては「この振付はあくまで“素材”だから、自分なりに味つけしてごらん」と指導することも。
日本のダンスレッスンが「揃える」「正確に再現する」ことに重点を置くのに対し、アメリカでは**“あなたはどう表現するの?”という問いが常にある**のです。
この文化に最初は戸惑う日本人も多いですが、慣れてくると「他人と違ってもいい」「正解は一つじゃない」と気づき、踊ることがどんどん楽しくなるという声も多く聞かれます。
SNSが“つながりの入り口”になっている
LAの高校生たちは、スタジオで出会った仲間とインスタやティックトックで即座に繋がるのが当たり前。
「レッスンお疲れ!インスタやってる?」というのは、まさに現代の名刺交換のような感覚です。
そして、彼らのSNSアカウントを見ると驚くのがその活用力。
・レッスン中の動画をクリップ編集して投稿
・オーディション情報をシェア
・友人同士で撮影会を開く
つまり、SNSはただの発信ツールではなく、「ダンサー同士の交流」「作品発表」「自己表現の場」として完全に組み込まれているのです。
多様性の中で“個性”が育つアメリカのダンス環境
LAのスタジオに入ると、そこにはさまざまな国籍・文化・スタイルのダンサーがいます。
アジア系、ヒスパニック、アフリカ系、白人…誰もが自分のバックグラウンドを誇りにし、それをダンスに反映しています。
たとえば、自分のルーツである音楽を使って振付を作ったり、衣装に民族的な要素を取り入れたり。
日本人の私たちにとっては、「個性を出すのが怖い」と感じるかもしれません。でも、アメリカでは「みんなと同じ=つまらない」という価値観が主流です。
現地の高校生は、“自分らしさ”を大切にして踊っています。
うまく見せようとするより、「自分の思いをどう表現するか」に集中している姿が印象的です。
【インタビュー】高校生ダンサーが見た「LAの同世代のすごさ」
Kanaさん(静岡県出身・17歳・1ヶ月短期ダンス留学)
LAのスタジオに行って最初に驚いたのは、同い年くらいの子たちがすごく堂々としてることでした。振付がうろ覚えでも、笑顔で楽しそうに踊ってて、「あ、ダンスって“うまく踊ること”だけが全てじゃないんだ」って思いました。
日本では“間違えないように”って緊張しながら踊ってたけど、ロサンゼルスでは“楽しんでる”子が一番かっこよかったです。
日本人との違いは「挑戦へのハードルの低さ」
LAの高校生たちは、「やってみよう!」の精神がとても強いです。
振付が完璧に入っていなくても、とにかく前に出て踊る。間違えても気にしない。先生に質問するのもためらわない。
一方、日本の高校生は「恥ずかしい」「失敗したらどうしよう」と思いがち。でも、LAでは**“失敗=挑戦してる証拠”**として、ポジティブに受け止められる風土があります。
「正しく踊る」から「自分らしく踊る」へ――。
それがLAの高校生が教えてくれる、ダンスの楽しみ方の本質です。
よくあるQ&A|現地の高校生とどう仲良くなれる?
Q:英語ができなくても大丈夫?
A:Yes!ダンスは“動き”の言語。簡単な挨拶から始めて、レッスン後に「Nice moves!」って声をかけるだけで一気に距離が縮まります。
Q:スタジオ以外でも遊んだりする?
A:はい!一緒にカフェに行ったり、公園で練習したり、意外とフレンドリーです。
Q:日本人だと浮かない?
A:むしろ“日本から来た”というだけで興味を持たれます。言葉よりも、あなたの表情や踊り方が“あなたらしさ”を伝えてくれます。
まとめ:同世代の空気を体感することが、留学の本当の価値
LAで出会う高校生ダンサーたちは、きっとあなたと同じ年齢で、同じように夢を抱えていて、それでも全く違う環境で、全く違うアプローチで自分のダンスを磨いています。
その「違い」に触れることこそが、ダンス留学の最大の学びかもしれません。
「私だけが不安なわけじゃない」
「世界にはいろんな“正解”がある」
そう思えたとき、あなたの表現はもっと自由になるはずです。
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そんなあなたの気持ちに、ロサンゼルス在住のスタッフがしっかり寄り添います。