
ダンス留学で“英語力アップ”は本当にできるの?
「ダンス留学」と聞くと、多くの人は「ダンススキルを磨くための留学」と考えるでしょう。
もちろんそれは正解です。ロサンゼルスをはじめとしたアメリカの都市には、世界トップレベルのダンサーや振付師が集まり、毎日のように刺激的なレッスンが行われています。
ですが実は、それ以上に大きな価値を持つのが 英語環境での生活 です。
ダンススタジオ、カフェ、スーパー、移動手段…すべてが英語。
日本にいる時とは比べ物にならないほど、自然と英語に触れる時間が増えます。
「ダンスを学びたいけど、英語も上達させたい」
そんな方にとって、ダンス留学はまさに一石二鳥の経験になります。
この記事では、どのくらいの期間で、どれくらい英語が伸びるのか を期間別に詳しく解説します。
さらに実際の留学生の体験談や、英語を伸ばすための工夫も紹介しますので、これから留学を考えている方はぜひ参考にしてください。
ダンス留学の英語環境とは?
アメリカでのダンス留学は、単にレッスンを受けるだけではありません。
「すべての生活が英語」と言っても過言ではないのです。
スタジオでの英語
ダンスレッスンは、基本的にすべて英語で進みます。
先生が「5,6,7,8!」とカウントを取ったり、「もっと胸を開いて」「音楽を感じて」などの指示を出したりします。
振り付けの流れを説明するときにはスピードが速く感じることもありますが、多くの先生は留学生慣れしているので、ジェスチャーやゆっくりとした言葉でフォローしてくれることが多いです。
友達づくりの英語
レッスン後は、同じクラスを受けたダンサー同士で写真を撮ったり、SNSを交換したりします。
その時に必要なのは、やっぱり英語。
「Where are you from?」
「Your dance is so cool!」
そんな一言から、ダンス仲間が一気に広がっていきます。
生活全般での英語
カフェで注文、スーパーでの買い物、Uberでの移動、アパートや学生寮でのやり取り…。
毎日が英語を使う機会の連続です。
「話さなければ生活できない」という環境こそが、ダンス留学の強みと言えます。
ダンス留学に必要な英語力はどのくらい?
よくある質問に「英語ができなくてもダンス留学できますか?」というものがあります。
答えは YES!
初心者でも安心して参加できます。
なぜなら、ダンスは言葉だけでなく身体を通じて伝わるものだからです。
先生はジェスチャーを交え、分かりやすい英語で説明してくれることが多いため、レッスン自体は英語が苦手でも十分に楽しめます。
ただし、英語ができるほど留学体験は充実する のも事実です。
レッスンの細かいニュアンスを理解できる。
クラス後に先生へ質問できる。
現地の友達と深い会話ができる。
そういった経験は、英語力があるからこそ広がるのです。
出発前に最低限準備しておきたいのは、以下のような「よく使うフレーズ」。
- Can you show me again?(もう一度見せてもらえますか?)
- Which side do we start from?(どちらの足から始めますか?)
- Let’s take a picture!(写真を撮ろう!)
👉 詳しくは関連記事「ダンス留学に必要な英語力とフレーズ集」をご覧ください。
期間別|どれくらい英語が伸びる?
1週間〜2週間(春休み・夏休みの短期)
- 生活の流れに慣れるのが中心。
- 大きな英語力の伸びは期待できないが、「聞こう・話そうとする度胸」が身につく。
- 短期でも「英語で注文できた」「外国人と一言話せた」という成功体験が自信になる。
3週間〜1ヶ月
- 耳が徐々に慣れ、よく使うフレーズが自然と出てくる。
- クラスの指示も理解できる部分が増える。
- 短期でも1ヶ月あると、リスニング力が大きく向上する人が多い。
3ヶ月
- 日常生活の英語はほぼ問題なくこなせるレベルに。
- スタジオで先生の細かいアドバイスも理解できるようになる。
- TOEIC換算で100点前後スコアアップする人も。
半年
- 英語で友達と深い会話ができる。
- SNSやチャットを英語で自然に使える。
- 英語を使うことへの抵抗がなくなる。
1年
- 英語で考え、表現できるレベルに。
- ダンスだけでなく「英語で仕事をする」可能性も広がる。
- 帰国後も「英語でレッスンを教える」レベルに到達する人も。
英語力を伸ばすためにできる工夫
せっかくアメリカにダンス留学するなら、
「ダンスのスキルアップ」と同時に「英語力」もできるだけ伸ばしたいですよね。
ここでは、留学中に実践できる“ちょっとした工夫”をご紹介します。
どれも特別な教材や高いお金は必要ありません。
毎日の生活の中で意識するだけで、大きな違いを生みます。
① レッスン後に先生へ一言質問してみる
レッスン中は英語が速くて理解できなくても大丈夫。
大切なのは「後で聞き返す勇気」です。
「Could you show me that part again?(もう一度見せてもらえますか?)」
「Which side should we start from?(どちらの足から始めますか?)」
たった一言でも、英語を声に出すことが習慣になります。
② 日本人だけで固まらず、外国人ダンサーと交流する
日本人同士で過ごすのは安心ですが、
気づけば日本語だけで生活してしまいがちです。
思い切って外国人のダンサーに「Let’s take a picture!」と声をかけてみましょう。
SNSを交換したら、DMでのやり取りが“自然な英語の練習”になります。
③ 毎日日記を英語で書く
1日10分でもいいので、英語で日記をつけてみましょう。
「Today I learned new choreography.」
「I went to a café with my friends.」
完璧な文法じゃなくて大丈夫。
“書いてみる→見直す→また書く”の繰り返しで表現力が身につきます。
④ SNSやLINEを英語で投稿してみる
インスタやストーリーに、
「Great class today!」など一言でも英語を入れてみましょう。
海外の友達からリアクションがもらえたり、
自然に“使えるフレーズ”が身についていきます。
⑤ 語学学校+ダンス留学の組み合わせ
もし「もっと効率的に英語を伸ばしたい」と思うなら、
午前は語学学校で英語を学び、午後はダンスレッスンというプランがおすすめです。
文法や会話の基礎を学校で学んで、
スタジオや生活の中で実際に使ってみる。
この“学ぶ→使う”のサイクルが、
英語力を最速で伸ばす秘訣です。
👉 参考リンク:ロサンゼルスの語学学校まとめページ
留学生のリアル体験談
Rikaさん/17歳(2週間の短期留学)
最初の1週間は、先生の英語が速く感じて「ついていけるかな?」と不安でいっぱいでした。
でも、先生が大きなジェスチャーを交えて説明してくれたり、同じクラスの子が「この振りはこうだよ」と英語で助けてくれたりして、だんだん耳が慣れていきました。
帰国する頃には、スタジオで自分から「Can I take a picture?」と言えるように。
「英語ができないから不安…」と思っていた自分にとって、この一言が大きな自信になったそうです。
Yurikoさん/20歳(3ヶ月留学)
大学の春休みを利用して3ヶ月ロサンゼルスへ。
最初の頃は、買い物や注文で店員さんの言葉が分からず、思わず「Sorry?」と聞き返すことばかりでした。
でも1ヶ月が過ぎた頃からは、自然に注文ができるようになり、さらにスタジオの先生の細かいニュアンスまで理解できるように。
「毎日英語を使うしかない環境だから、英語の伸びが早かった。帰国後はTOEICの点数が100点以上上がっていて、自分でも驚いた!」と話してくれました。
Miyuさん/25歳(1年留学)
仕事を一度お休みして、思い切って1年間のダンス留学へ挑戦。
最初の数ヶ月は「思ったことを英語で言えない」もどかしさでいっぱいでした。
でも、半年を過ぎると友達との日常会話もスムーズに。笑いながら冗談を言えるようになった時、「やっと自分の言葉で表現できるようになった」と実感したそうです。
帰国後は、日本で英語を使ったダンスレッスンを始め、留学経験をキャリアにつなげています。
👉 関連リンク:留学生インタビュー|LAで挑戦したダンサーの声
まとめ|ダンス留学で得られる“英語力”の価値
ダンス留学の魅力は、ただダンススキルを磨くだけではありません。
実はそこで得られる “英語力” こそが、留学後の人生に大きなプラスをもたらします。
短期の留学では、英語を完璧にマスターすることは難しいかもしれません。
でも「自分から声をかけられた」「英語で注文できた」という小さな成功体験が、
確かな自信となって心に残ります。
たとえ1〜2週間でも、この“挑戦する勇気”が芽生えることで、
帰国後の英語学習へのモチベーションが大きく変わるのです。
一方で、3ヶ月・半年・1年と長く滞在すれば、
耳が自然に英語に慣れ、日常会話がスムーズになり、
やがて「英語で考え、英語で表現する」段階に到達します。
これは単なる語学力アップではなく、
海外の友達と深くつながれる力、
世界で活躍できる自信、
そして「自分はどこでもやっていける」という強さにつながります。
ダンスを通して世界中の人と交流する中で身につけた英語力は、
帰国後の進学や就職でも大きな武器になります。
つまりダンス留学は、ダンススキルと英語力の両方を磨ける最高の環境。
あなたの未来を大きく広げるチャンスになるのです。
「ダンスをもっと上手くなりたい」
「世界中の人と踊りたい」
そんな気持ちに加えて、
「英語を使って自分の世界を広げたい」と思っているなら、
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