1. トビタテ留学JAPANとは?

「トビタテ!留学JAPAN」は、文部科学省と企業が協力して運営する官民協働の留学支援プログラムです。2014年にスタートし、これまでに高校生から大学生まで多くの日本の若者が世界各国で学ぶチャンスを得てきました。

最大の特徴は 返済不要の奨学金 であること。家庭の経済状況にかかわらず「夢を叶えたい」という熱意と計画性があれば、挑戦できる制度です。対象分野は幅広く、科学技術や地域活動はもちろん、芸術・スポーツの分野も対象。つまりダンスも奨学金の対象になるのです。

「ダンスが好き!でも留学費用が不安…」という高校生にとって、この制度はまさに夢を現実にする大きな一歩となります。


2. トビタテで行くLAダンス留学の魅力

世界最高峰のダンスシーンへ

ロサンゼルスは、ヒップホップやジャズファンク、コンテンポラリーなど世界中のダンサーが集まるダンスの聖地です。YouTubeやSNSで見たあの有名なレッスン動画の多くは、LAのスタジオから発信されています。

トビタテの奨学金を活用すれば、憧れのスタジオで直接学ぶことが可能になります。

学べるスタジオの例

  • Millennium Dance Complex(ミレニアム):世界中からプロ・アマが集まる超有名スタジオ
  • Playground LA:インスタ映えするおしゃれな空間と実力派講師陣
  • Movement Lifestyle:初心者にもやさしいカリキュラムで人気
  • TMilly TV:映像とダンスを融合した最先端のスタイルが魅力
  • Studio 88:アジア人ダンサーからも注目を集める新しい拠点

ここでのレッスンは、日本の高校生にとって大きな刺激となり、ダンススキルはもちろん、自分を表現する勇気や度胸も身につけられます。


3. 奨学金でカバーできる費用とサポート内容

トビタテの支援は留学にかかる 渡航費・現地滞在費・授業料 などを対象にしています。特に短期(2週間〜1ヶ月程度)のプログラムであれば、ほとんどの費用をカバーできるケースもあります。

一方で、滞在先の選び方や追加で必要なダンスレッスン費用などは自己負担になることもあります。
例:

  • 渡航費(航空券代)→奨学金でカバー
  • 滞在費(ホームステイ・学生寮)→奨学金で一部カバー
  • ダンスレッスン費用→奨学金の対象に含まれることも多い
  • お小遣いや現地での買い物→自己負担

「どこまで奨学金でカバーできるのか?」は年度ごとに条件が変わるので、応募前に最新情報を確認することが大切です。


4. 応募から採用までの流れ

トビタテ留学JAPANへの応募は次のような流れになります。

  1. 募集要項の確認
    年度ごとの応募条件や分野を確認します。
  2. 企画書・計画書の作成
    「なぜLAでダンスを学びたいのか?」「帰国後にどう活かすのか?」を具体的にまとめる必要があります。
  3. 学校推薦・書類提出
    所属する高校からの推薦が必要になります。
  4. 面接試験
    面接では、熱意・独自性・計画性が重視されます。「英語が得意」よりも「自分の夢をどう実現するか」がポイントです。
  5. 採用決定・渡航準備
    採用が決まれば、留学の準備や航空券の手配、滞在先の調整などを行います。

5. トビタテを活用したLAダンス留学の体験談

高校2年生・Sakuraさんの体験

さくらさんは東京の高校に通う2年生。ダンス部でジャズファンクを中心に活動していましたが、「世界の本場で一度レッスンを受けてみたい」という夢を持っていました。ところが、ご家庭の事情から留学費用の負担は大きく、最初は半ば諦めかけていたそうです。

そんな時に学校の先生から紹介されたのが「トビタテ留学JAPAN」。返済不要の奨学金で、自分の計画がしっかりしていれば挑戦できると知り、さくらさんは応募を決意しました。計画書には「ダンスを通じて表現力を磨き、帰国後は日本の同世代にLAで学んだことを伝える」という想いを書き込み、無事に採用されました。

ロサンゼルスでは、ミレニアムとプレイグラウンドのレッスンを中心に受講。最初は「英語が通じない」「振り付けが速すぎる」と不安で泣いてしまった日もあったそうですが、スタジオで出会った現地の高校生ダンサーが「Don’t worry, just enjoy!」と声をかけてくれたことがきっかけで、徐々に積極的に挑戦できるようになりました。帰国後は学校の発表会で、LAで学んだダンスを披露し、大きな自信につながったと話してくれました。

高校3年生・Misakiさんの体験

美咲さんは幼い頃からヒップホップを続けてきた高校3年生。将来はダンスに関わる仕事を目指しており、LAでの短期留学はどうしても経験したいことの一つでした。しかし、「受験生の年に留学なんて無理かも」と悩んでいたといいます。

けれども、トビタテのプログラムは「学びを社会に還元する」という理念を大切にしており、帰国後の活動も評価の対象になると知り、勇気を出して応募しました。計画書には「LAで学んだ自由な表現方法を日本の高校生ダンサーにシェアする」という目標を掲げ、こちらも見事に採用されました。

現地では、ムーブメントライフスタイルやTMilly TVでレッスンを受講。映像撮影付きのクラスでは、カメラの前で思い切り踊るという日本では体験できないスタイルに大きな衝撃を受けました。最初は緊張で体が固まってしまったそうですが、先生に「Mistakes are okay. Show your feeling!」と励まされ、自分の感情を動きにのせることの大切さを学んだといいます。

帰国後は、学校の後輩たちにレッスンを再現したり、ダンス部で「LAスタイル」の練習法を取り入れるなど、トビタテの理念通り「学びを還元」する姿勢を実践しています。本人は「もしトビタテがなかったら、この経験は絶対にできなかった」と話していました。

まとめ

2人の体験からわかるように、トビタテ留学JAPANは 経済的な支援だけでなく、挑戦するきっかけと大きな自信 を与えてくれる制度です。LAで学んだダンススキルはもちろん、世界中の仲間とつながり、失敗を恐れず挑戦するマインドを身につけられることこそが、最大の価値といえます。


6. トビタテダンス留学に向けた準備のポイント

1:申請書類が大切

トビタテの審査で最も重視されるのは「あなた自身の想い」と「留学の目的」です。特にダンス分野では、単なるスキルアップだけでなく、なぜ海外で学ぶ必要があるのか を明確に書くことが重要です。
「世界の中心であるLAで、表現力や自己発信力を磨きたい」など、自分の言葉で熱意を伝えましょう。また、将来どう活かすかを考え、帰国後に学校や地域でシェアする姿勢 も評価されます。


2:周りの理解を得る

トビタテは個人の努力だけではなく、学校の先生や親の協力が不可欠です。申請には推薦が必要であり、計画書作成もサポートを受けながら進めることになります。

  • 学校の先生には早めに相談して協力をお願いする
  • 親には「安全面」「費用面」「将来への意義」を丁寧に説明する
  • 家族や学校が納得してくれると、安心して応募準備が進められます

3:英語力の準備

ダンスは身体で表現する分野ですが、レッスンでは英語の指示を理解する力も必要です。完璧な英語力は求められませんが、最低限のフレーズや度胸 が大切です。

  • レッスンでよく使われる単語や表現(「From the top!」「One more time!」など)を覚える
  • 自己紹介や「日本から来ました!」を言えるようにしておく
  • 翻訳アプリをスマホに入れて不安を解消

4:スタジオ・講師リサーチ

応募書類や留学計画を具体的にするためには、どのスタジオでどの講師から学びたいのか を明確にすることが必要です。

  • ミレニアム、プレイグラウンド、ムーブメントライフスタイルなど人気スタジオの特徴を調べる
  • 受けたい講師をSNSでチェックし、普段の振り付けやスタイルを把握する
  • 自分のレベルやジャンルに合ったクラスを選ぶことで、充実した留学プランを作れます

5:健康・体力の準備

LAのレッスンは日本よりもエネルギッシュで長時間に及ぶこともあります。渡航前から身体を整えておくことが成功の秘訣です。

  • 毎日ストレッチを習慣にする
  • 軽い筋トレやランニングで体力を強化
  • 長時間踊ってもケガをしないよう柔軟性を高める
    健康診断を受けておくと安心して出発できます。

6:メンタルの準備

初めての海外留学では、不安や孤独を感じるのは当たり前です。大切なのは、それを乗り越える準備をしておくこと。

  • 「完璧じゃなくても挑戦する」という気持ちを持つ
  • 困った時に相談できる相手(家族や友達、現地サポート)を決めておく
  • 日記やSNSで気持ちを整理する習慣をつける

留学中に得られるのはダンススキルだけでなく、「困難に立ち向かう力」や「挑戦する勇気」です。


7. よくある質問(FAQ)

Q:英語が苦手でも応募できますか?
→ はい、大丈夫です。大切なのは「やる気」と「挑戦する姿勢」。現地ではボディランゲージでも十分にコミュニケーションできます。

Q:どんなジャンルのダンスでも対象ですか?
→ ヒップホップ・ジャズ・コンテンポラリーなど幅広く対象です。自分の強みを活かした計画を立てましょう。

Q:高校1年生でも応募できますか?
→ 応募は学年を問わず可能ですが、学校の推薦が必要です。早めに先生に相談しましょう。


8. LAダンス留学サポートプラン

私たちリビングアメリカでは、トビタテを利用したLAダンス留学を希望する高校生を全面的にサポートしています。

  • トビタテダンス留学プランのご案内
  • 渡航前の留学準備サポート
  • 滞在先の手配(ホームステイ・学生寮)
  • 空港送迎・現地での生活サポート

「挑戦したいけど不安」という方も安心してステップを踏み出せるように伴走します。


9. まとめ|トビタテであなたの夢をLAで叶えよう

トビタテ留学JAPANは、高校生が世界へ羽ばたくための大きなチャンスです。経済的な負担を軽くしながら、ロサンゼルスという最高の環境でダンスを学び、自分の可能性を広げることができます。

一歩踏み出せば、新しい仲間、世界レベルのダンス体験、自分の未来につながる大切な経験が待っています。

👉 「トビタテでLAダンス留学に挑戦したい!」という方は、ぜひこちらからご相談ください。
[LINEで簡単お問い合わせ]